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風立ちぬ@wiki

宮崎駿が『モデルグラフィックス』誌上にて発表した連載漫画であり、その後、スタジオジブリによりアニメーション映画化された[1][2][3][4]映画2013年に劇場公開された[1][2][3][4][5][6][7][8][9][10]。宮崎が長編アニメーション映画の監督を務めるのは、2008年の『崖の上のポニョ』以来となる[1][2][4][5][6][7][8][9][10]。また、宮崎が『モデルグラフィックス』に連載した漫画がアニメ化されるのは、1992年の『紅の豚』以来2作目となる[11]。漫画版の各話冒頭には作者名が書かれており、第1回や第6回などでは本名の「宮﨑駿」[12][13]名義となっていたが、第2回は「宮﨑グズオ」[14]、第3回は「宮﨑ノロオ」[15]、第4回は「宮﨑ノビオ」[16]、第5回は「宮﨑オソオ」[17]、第7回は「宮﨑YASUMIGACHI駿」[18]など自身の遅筆を自虐的に捩った筆名を用いている。いずれの名義も手書きで書かれており、「崎」ではなく本名の「﨑」の字を使って表記されている。宮崎は『宮崎駿の雑想ノート』など軍事を題材とした作品を多く描いているが、今作品のテーマとして、兵器である戦闘機などが好きな自分と戦争反対を訴える自分という矛盾を抱えた自らの姿が投影されている[19]

七試艦上戦闘機九試単座戦闘機零式艦上戦闘機設計などを手掛けた、実在の航空技術者である堀越二郎モデルに、その半生を描いた作品であるが[1][2][3][4][5][7][9][10]堀辰雄小説風立ちぬ』からの着想も盛り込まれている[1][4][5][7][8][9][10]。そのため映画のポスターには両名の名を挙げており、2012年に公表された版では「堀越二郎堀辰雄に敬意を表して」[4][5]、翌年公表された版では「堀越二郎堀辰雄に敬意を込めて」と記されている。東京名古屋ドイツを舞台に、二郎の10代から30代までを中心に物語が展開され[5]、実際のエピソードを下敷きにしつつもヒロインとの恋愛シーンなどオリジナル要素を盛り込んだストーリーが展開される[5][20]ため、堀越の遺族に対して事前に相談し了解を得ている[5][20]。主人公の性格など人物像にもオリジナル要素が盛り込まれているが、その点についても堀越の息子は「そんなことは無論構わない」[5]と快諾した。